最近、熱中症の方が増えています。その中で会社等に提出するために熱中症の診断書が欲しいという方がいます。熱中症で具合が悪い時に来ていただければ、身体所見等から熱中症の診断ができる場合もあります。一方で、熱中症だと思い、家で安静、水分補給をして体調が良くなって症状がなくなり身体所見も正常になって、その後受診して熱中症だったので、診断書が欲しいと言われても、こちらは診断書は発行できません。患者さんからの伝聞で診断はできません。あくまで熱中症の身体所見があり、それを医師が確認できた場合のみ、熱中症の診断書は作成できますが、症状がなく元気になってから来られても診断書の発行はできません。また前回の書きましたが、点滴をする場合、最低1時間を要します。そのため、午後4時半以降の場合は点滴ができないケースがあります。また、熱がある場合、コロナも流行っており区別ができない場合もあります。熱がある場合はまずは発熱外来に電話をしてください。いずれにせよ、具合の悪い場合は早めに電話にて相談ください。
熱中症の診断書発行について
