当院では、循環器専門医が詳しく診療を行います。循環器とは、主に心臓を意味し、症状で言えば、動悸・息切れ、胸痛が主な症状になりますが、症状が出ている際は、相当悪化しているケースが多く見られます。検診等で心臓の異常を指摘された際には受診したほうが安全です。循環器の代表的な疾患である高血圧はもとより、狭心症、急性心筋梗塞などの虚血性心疾患、心房細動、心室性期外収縮、発作性上室性頻拍等の不整脈も治療を行っております。また、ペースメーカーチェックも行っております。大きな病院にて入院治療を受けた後の患者さんも積極的にフォローを行っております。
高血圧につきましても、高齢者の場合、単に血圧を下げればいいということにはなりません。心臓の聴診を行った上で、必要に応じて、心臓超音波検査を行い、心臓にあった降圧剤を使用します。特に動いた時に息切れなどがある患者さんでは、高血圧の薬によっては、症状を悪化させる場合もありますので、薬の選択が非常に重要になります。
また、難治性の高血圧の場合、睡眠時無呼吸が潜んでいる場合も多々あります。その場合は、CPAPなどの治療を行うことにより、血圧の改善が得られる場合もあります。高血圧という現象ではなく、その背後に隠れた原因を探すことも必要になり、背後に隠れた原因を排除できれば、高血圧が非常にコントロールしやすくなる場合もあります。