暑い日が続いていますが、熱中症や脱水による受診希望が増えています。雨も降らず、日中の気温も非常に高く、また建物も熱を持つため夜間も部屋の温度は下がらず、エアコンを使わずに脱水、熱中症になる方が増えています。外で1時間作業をしただけで熱中症の症状になる方もいます。特に高齢者は非常に危険です。日中の屋外での作業は避けてください。
また具合が 悪い場合、我慢せずに早めに連絡をください。また点滴を要する場合、最低でも1時間は時間がかかります。そのため、午前や午後の診療終了前に連絡を頂いても時間が足りずに点滴ができないことになります。
午前であれば11時まで、午後であれば16時半までに連絡をください。それ以後の連絡・受診だと点滴ができない場合が多くあります。
あと部屋で扇風機で昼寝をしてても熱中症になるケースもあります。必ずエアコンをつけて昼寝をしてください。風がふいて涼しいから、扇風機で涼しいからということを皆さん口をそろえて言いますが、それでは全く熱中症予防にはなりません。脱水予防にもなりません。エアコンをつけない限りほぼ脱水・熱中症予防にはならにと考えてください。特に心不全、腎不全のある方は、脱水、熱中症で不可逆的なダメージを負うことになり、また、脳梗塞等のリスクも上がり、死亡、半身麻痺等、不可逆的な合併症を伴う場合もあります。
必ずエアコンをつけてお休みください。