当院では噛顎にある咬筋に対して、ボトックス注射を行っています。
当院では韓国medytox社(メディトックス社)のA型ボツリヌストキシン製剤Neuronoxを使用しています。
咬筋に対するボトックス治療のメリットは以下の通りです:
- 歯ぎしりや食いしばりの軽減:ボトックスを咬筋に注射することで、筋肉の過度な収縮を抑え、歯ぎしりや食いしばりを減少させます。これにより、歯や顎関節への負担が軽減されます。
- 顔の輪郭の改善:咬筋の過剰発達により顔が広がって見える場合、ボトックス注射で咬筋をリラックスさせることで、顔の輪郭がスリムに見えるようになります。いわゆる小顔効果もあります。
- 顎関節症の緩和:顎関節症による痛みや不快感がある場合、咬筋の緊張を緩和することで症状が改善することがあります。
- 非侵襲的な治療:ボトックス注射は手術を伴わない非侵襲的な治療方法であり、比較的安全でダウンタイムが少ないです。
- 即効性と持続性:ボトックスの効果は数日から1週間程度で現れ、通常3〜6ヶ月間持続します。定期的な治療により効果を維持できます。
- 施術時間:施術自体は短時間で終わり、日常生活への影響が少ないです。
主な副作用
1違和感や筋力低下:噛みしめ力の低下、硬いものを嚙みにくいことがありますが、一時的なものであることが多いです。
2左右差が出ることがある:もともと人間左右差がある方がほとんどなのですが、接種によりそれが顕在化する場合があります。
3表情の変化:筋力の低下に伴い表情が以前と異なる場合がありますが、基本的に問題となることはほぼありません。
4内出血や腫脹:注射による内出血が出る場合があります。
5別の筋肉の隆起:咬筋の力が弱くなったために1週間前後で噛みしめた際に別の筋肉が隆起してしまう場合があります。通常3か月前後で改善しますが、長い人だと6か月程度かかる場合もあります。
ボトックスの治療になるため、妊婦さんやこれからすぐに妊娠したい人等には施行ができません。
当院では治療前にエコー(超音波検査)にて筋肉の部位、厚さをチェックしたのち、注射をしています。
基本的にしわに対するボトックスは行っておりません。あくまで噛みしめで困っている患者さんへの治療となります。
詳しくはお問い合わせください。