新潟市内も6月末から暑い日が多くなってきています。夜になって外気温は下がってきても、建物が熱くなっている場合、思ったほど部屋の温度が下がらない場合もあります。また、これからは夜も気温があまり下がらない日も増えてきます。そのため、高齢者の方や高齢者が家にいる方は、夜中もエアコンをつけて寝た方が安全です。27℃設定でもいいともいますので、エアコンをつけて寝てください。電気代もかかりますが、現在、朝具合が悪いと言って脱水症状のような感じで来院される高齢の患者さんがちらほらいます。高齢者の長期入院は認知機能の悪化をもたらすこともあります。エアコンをつけて、肌寒く感じる場合は布団をかけて寝ても全く問題ありません。夏場、寝ている際の熱中症防止のために、夜中ずっとエアコンをつけて寝ることをお勧めします。具合が悪くなって、入院すれば、病院は24時間エアコンが効いていますので、入院してエアコンの中にいるか、自宅で自由に過ごしながらエアコンの中にいるかの違いだけです。
最近、腎機能の悪化、心不全の悪化をきたした患者さんに話を聞くと、夜エアコンをつけない、もしくは寝て少ししたらタイマーで切るようにしているという患者さんが多くいます。毎日の少しずつの脱水が悪さをしている可能性が高いと考えています。朝起きるまでしっかりとエアコンをつけてください。